コーヒーの品種ノートです。
パカス (Pacas)
由来: | ブルボンの突然変異種 |
豆のサイズ: | やや小さい |
収穫量: | 良好 |
風味の質: | 良い |
初回収穫: | 3年目 |
さび病: | 耐性なし |
炭疽病: | 耐性低い |
線虫: | 耐性低い |
栽培適正標高: | 北緯5度~南緯5度:1,600m以上 北緯/南緯5度~15度:1,300m以上 北緯/南緯15度以上:1,000m以上 |
パカスの歴史
1949年、エルサルバドル北西部のサンタ・アナにある農園でブルボンの突然変異種が発見され、その農園を所有していたパカス家にちなんでこの品種名がつけられました。パカスはカトゥーラなどと同じく、小型化した矮小種の特徴を備えています。
1960年代になるとエルサルバドルの国立コーヒー研究所 (ISIC) で何度も優良種の選別が繰り返され、その後同国において広く栽培されるようになります。現在でも、パカスはエルサルバドルにおけるコーヒー生産量の約4分の1を占めています。
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[参考資料]
World Coffee Research (2016) 「COFFEE VARIETIES of Mesoamerica and the Caribbean」, URL: https://worldcoffeeresearch.org/media/documents/Coffee_Varieties_of_Mesoamerica_and_the_Caribbean_20160609.pdf (参照日:2018年3月15日)