コーヒーの品種ノートです。
K7
由来: | ブルボン種 (フレンチミッション) |
豆のサイズ: | 大きい |
収穫量: | 多い |
風味の質: | 良い |
初回収穫: | 3年目 |
さび病: | 耐性あり |
炭疽病: | 耐性あり |
線虫: | 耐性低い |
栽培適正標高: | 北緯5度~南緯5度:1,600m以上 北緯/南緯5度~15度:1,300m以上 北緯/南緯15度以上:1,000m以上 |
K7の歴史
K7は「スコット農業研究所」によるSL系品種などとほぼ同時期に開発された比較的古い品種です。その始まりは今から80年以上前の1936年、ケニア・ムホロニの農園にあったブルボン、いわゆる「フレンチミッション」から選別された木が起源であると言われています。
K7の特長の一つはさび病への耐性です。現在でもある程度の耐性を持っていますが、開発された当初はより高い耐性を備えていたとのこと。またK7は炭疽病 (CBD) に対しても耐性があります。そのため特にケニアやタンザニアでは、栽培や品種改良において病害に比較的強い遺伝特性ゆえに存在感を示しています。
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[参考資料]
World Coffee Research (2016). 「COFFEE VARIETIES of Mesoamerica and the Caribbean」, URL: https://worldcoffeeresearch.org/media/documents/Coffee_Varieties_of_Mesoamerica_and_the_Caribbean_20160609.pdf (参照日:2018年3月15日)