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【ベトナム】ロブスタ種のコーヒー輸出量が過去最高に

投稿日:2018年11月9日 更新日:


ベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー輸出大国ですが、その9割以上は主にインスタントコーヒーやブレンドコーヒーなどに使われるロブスタ種となっています。昨年度と比較するだけでも10%以上の伸びを見せているロブスタコーヒーの世界的な需要の高まりを受け、2017~18年度のベトナム産ロブスタの輸出量が過去最高を記録したことが分かりました。

拡大を続けるインスタントコーヒー市場

ベトナムの農産物輸出最大手Intimex Groupによると、急激に増えている需要に対してベトナム産コーヒーの供給が追い付いていないとのこと。ちなみに同社では今年度のコーヒー輸出量が180万トンを超える見込みであるとし、海外におけるコーヒーの売上高は昨年度比20%増と予想しています。

さらに、世界的な市場調査を手がけるIMARC Groupはインスタントコーヒー市場に関する報告書*の中で、世界全体の市場規模が2023年には140億ドル (約1兆6千億円:2018年11月現在のレート換算) にまで拡大すると予測しており、これは2017年の104億ドルと比較して35%もの増加ということになります。ここ数年で急速に広まってきた「ソリュブルコーヒー」も、世界的なインスタントコーヒー市場の拡大に大きな影響を与えていることは確かでしょう。(世界最大の某食品・飲料会社が「ソリュブルはインスタントではない」として、商品表示を巡り日本でかなり揉めたことがニュースにもなりましたが、コーヒー市場におけるカテゴリーという括りで考えるとどちらもインスタントコーヒーです。)

スペシャルティコーヒーに加えてインスタントコーヒーの需要もますます高まっている現状を考えると、今後もコーヒー豆の価格はじわじわと、しかし確実に上がり続けていくことでしょう。赤道を挟んだコーヒーベルト以外でも栽培できるような寒さに強い品種が開発されれば、これまでコーヒーが育たなかった国々でも生産が可能になり供給量も一気に増えると思うのですが、いつかこの点で技術的なブレークスルーが起きることを願っています。

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[参考資料]
(2018年11月7日), World Craving for Vietnam’s Robusta Coffee Has Exports Surging. Bloomberg Online, URL: https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-11-07/world-craving-for-vietnam-s-robusta-coffee-has-exports-surging (参照日:2018年11月8日)

*IMARC (2018), 「Global Instant Coffee Market Impelled by Introduction of Organic Variants」, URL: https://www.imarcgroup.com/instant-coffee-gaining-prominence-tea-drinking-cultures (参照日:2018年11月8日)


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