吉本と海外事業
前身の「吉本ヴァラエティ」が設立されてから2019年でちょうど60年となる「吉本新喜劇」。そこに出演する芸人たちが所属する吉本興業は、創業から100年を超える老舗事務所として芸能界における存在感はもちろんのこと、NHKの朝ドラ『わろてんか』で創業者がモデルになったこともあり、日本人なら誰でも名前を知っている芸能プロダクションです(最近はネガティブな意味で有名になってしまいましたが・・・)。
そんな吉本新喜劇が、2019年11月から12月にかけてマレーシアならびに近隣3カ国 (シンガポール・インドネシア・タイ)で海外公演を行います。大阪のイメージがとても強い吉本ですが、実は国外でもイベントの企画運営やコンテンツの販売・配信、またタレントの発掘・育成などいろいろな形でエンターテイメントを発信しており、アジア各国やアメリカなど海外で積極的に事業を拡大しています。
吉本はアジア地域で日本発エンタメの制作・発信を手掛けるMCIPホールディングスという共同事業に電通とならび参画していますが、ここに日本政府主導で行われている「クールジャパン (Cool Japan) 戦略」のもと、官民ファンドであるクールジャパン機構から「メディア・コンテンツ」分野として10億円が投入されています。今回東南アジアで開催される各公演も、企画・制作は吉本興業ですがMCIPが協力企業となっているので、やはり「クールジャパン」のアウトバウンド投資関連事業と言えます。「コンテンツに連動したライブ・イベントで現地日本ファンを拡大する」といったところでしょうね。ちなみに、今回のツアーにも出演する「住みますアジア芸人」もMCIPによるプロジェクトの一つです。
さて、東南アジアでの各国公演予定は次のようになっています。
<公演スケジュール>
場所 | 開催期間 |
シンガポール | 2019年11月3日 (終了) |
クアラルンプール (マレーシア) | 2019年11月24日 (終了) |
ジャカルタ (インドネシア) | 2019年12月8日 (終了) |
バンコク (タイ) | 2019年12月15日 (終了) |
公演の詳細
各公演の場所等詳細は以下の通りです。
<シンガポール>
日時:2019年11月3日 (日) (昼12時開演 / 午後4時開演)
場所:University Cultural Centre Theatre, NUS
チケット購入:終了
<マレーシア>
日時:2019年11月24日 (日) (昼12時開演 / 午後4時開演)
場所:The Platform, Menara KEN TTDI, Kuala Lumpur
チケット購入:終了
<インドネシア>
日時:2019年12月8日 (日) (午後3時開演)
場所:Nusa Indah Thearer, Jakarta
チケット購入:終了
<タイ>
日時:2019年12月15日 (日) (午後2時開演)
場所:Main Hall, Thailand Cultural Centre, Bangkok
チケット購入:終了
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座長は誰?
今回のツアーは、東南アジア圏では4カ国での公演が予定されています。現在4座長体制となっている吉本新喜劇ですが、各公演において次のような出演予定となっています。(敬称略)
<シンガポール公演>
座長:小籔千豊、川畑泰史
<マレーシア公演>
座長:川畑泰史、すっちー
<インドネシア公演>
座長:すっちー、酒井藍
<タイ公演>
座長:川畑泰史、すっちー
シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイにお住まいの在住邦人の皆さんにとっては、身近な場所で吉本新喜劇を生で楽しめる貴重な機会となる今回のワールドツアー。興味がある方はぜひ芸人の皆さんのライブパフォーマンスを味わってみてください。
<お問い合わせ>
MCIP ホールディングス
メール: info@mcip.asia
公式サイト:http://mcip.asia
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(2020年1月13日:情報修正)