ミニカーの世界には、数百台から数千台の単位で収集するコレクターと呼ばれる人たちがいます。
日本では狭い部屋で置き場所に苦労しながら飾っている方も多いと思いますが、マレーシアのあるコレクターが思いついた「クールな飾り方」とは・・・。
こ、これは一体・・・!?
すき間なく見事にビッチリと貼り付けられた大量のミニカー!
近くで見ると、ほとんどがフェラーリ、ブガッティ、ランボルギーニの3ブランドで占められている様子。熱帯特有のスコールが頻繁に降るようなマレーシアの気候で、どうやってミニカーをしっかり車体にくっつけているんだろう?と不思議に思うほど、一台として落っこちた形跡もありません。 (もしかすると、なくなる度に補充しているのかもしれませんが)
しかも車はジャガー S-Type。関税で輸入車がべらぼうに高いマレーシアでは、とてもじゃないですがジョークで遊べるような類の車ではありません。遠目ではステッカーでデザインしているのかと思えるほど非日常なオーラを醸し出しています。またよく見ると、ちゃんとドアが使えるようにヒンジ回りだけミニカー一台分ほど開けてあるのがニクいですね。
ちょうど通りがかったオバさんが、「まさかジャガーにこんなことしちゃうなんて、この持ち主ってどんな人なのかしらね?」とヒソヒソとささやいて去っていきましたが、実はこの車のオーナー、ミニカーを飾ったジャガーでメディアにも取り上げられている方なのです。
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乗っているのはどんな人?
この車のオーナーは、ニュースでも取り上げられたことのある有名な実業家のダトゥック・スリ・マハディ・バドルル・ザマン氏 (Datuk Seri Mahadi Badrul Zaman) といい、現在30代でCEOとして金融関係の事業を率いるやり手のビジネスマンです。
ニュースサイト「ハリアン・メトロ (Harian Metro)」によると、マハディさんがミニカーを集め始めたのは13歳の頃。今ではコレクションは5,000台を超えているとのこと。そんなマハディさんは、「誰も考えつかないような方法でミニカーを見せたい」と考えて、自分の車の外観をミニカーだらけにすることにしたそうです。
これだけデコボコした表面だと、洗車の手間を考えただけでも大変そうですよね。ただ、どこを走っていても (そして駐車していても) 注目度抜群なのは確かです。
(2018年9月1日:タイトル修正)
(2021年4月22日:テキスト修正、期限切れリンク削除)
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[参考資料]
*1 (2017年4月15日), Datuk seri 4,600 ‘kereta’ [METROTV]. My Metro, URL: https://www.hmetro.com.my/node/221666 (参照日:2018年3月2日)