コーヒーの品種ノートです。
マラゴジッペ (Maragogipe)
由来: | ティピカの突然変異種 |
豆のサイズ: | 非常に大きい |
収穫量: | とても少ない |
風味の質: | とても良い |
初回収穫: | 4年目 |
さび病: | 耐性非常に低い |
炭疽病: | 耐性低い |
線虫: | 耐性低い |
栽培適正標高: | 北緯5度~南緯5度:1,600m以上 北緯/南緯5度~15度:1,300m以上 北緯/南緯15度以上:1,000m以上 |
マラゴジッペの歴史
ブラジルのリオデジャネイロから北に約1,500kmのところに位置する、バイーア州マラゴジッペで1870年にティピカの突然変異種が見つかり、その地名からマラゴジッペという品種名がつけられました。
マラゴジッペの特徴は、何と言ってもその豆の大きさです。コーヒーにあまり詳しくない方でも、一目見れば「コーヒー豆ってこんなにデカかったっけ?」と違いに気づくほど巨大なサイズです。ちなみに大きくなるのは豆だけではなく、葉っぱや枝ぶりなども含めて他のコーヒーよりも全体的にサイズがスケールアップしたような品種といえます。ただし生産性が非常に劣るため、後にその欠点を改良した品種であるパカマラが登場することになります。
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[参考資料]
World Coffee Research (2016) 「COFFEE VARIETIES of Mesoamerica and the Caribbean」, URL: https://worldcoffeeresearch.org/media/documents/Coffee_Varieties_of_Mesoamerica_and_the_Caribbean_20160609.pdf (参照日:2018年3月15日)