マレーシア地元情報

【新型コロナ (COVID-19)】マレーシアの活動制限令について分かっていること

投稿日:2020年3月17日 更新日:


picture of coronavirus

当ブログ記事「【新型コロナ (COVID-19)】マレーシアの感染状況は?」で継続してお伝えしてきた、マレーシア国内での新型コロナウイルスの現状。直近の感染者急増を受け、3月16日夜にマレーシア政府は活動制限令 (Movement Control Order)3月18日より実施すると発表しました。

今回の活動制限令の内容について現在分かっている点をお伝えします。

(2020年3月25日:追記) マレーシア政府は、当初3月31日までとされていた活動制限令 (MCO) を4月14日まで2週間延長すると発表しました。(参考―The Star:”MCO extended to April 14“)

活動制限令 (Movement Control Order) の概要

禁止対象の大勢が集まる活動

・ソーシャルイベント

・スポーツ/文化活動

・宗教活動 (イスラム教の金曜礼拝を含む)

閉鎖対象の施設

・すべての商業施設/店舗(※ スーパー、市場、食料品店、コンビニ、薬局、その他 生活必需品を扱う店舗は例外)

・すべての宗教施設

・保育所/幼稚園

・公立/私立学校 (小・中・高)

・大学など高等教育機関

・政府機関/民間企業(※ 水道、電気、ガス、通信、郵便、石油、金融、銀行、医療、警察/消防/救急、空港、フードサプライなど、主要インフラや生活に不可欠なサービスを扱うものは除く)

出入国の制限

・すべての観光客/外国人入国を禁止(※ MM2Hビザ保有者も含む)

マレーシア人出国を禁止

帰国者には健康診断および14日間の自宅待機 (自主隔離) 措置

活動制限令に関する疑問

Q. 都市封鎖や外出禁止になったって本当?

(2020年3月20日:追記/3月26日更新) マレーシア政府は、活動制限令 (MCO) の施行を強化するため3月22日 (日) から軍を投入しました。「制限令を順守しない人や警察の指示に従わない市民がまだいる」ということが理由のようですが、基本的にはそれだけのためにわざわざ軍を動員する必要性はないはずです (悪質な違反者を警察が検挙して罰金を科せばよいだけ)。軍の投入により、州をまたぐ移動制限の徹底や今後の状況次第では特定エリアの封鎖など、警察だけでは荷が重いレベルの規制を実施するための足場作りをしたとも考えられます。在留邦人の方は、情勢が急変する可能性も考えて慎重に行動するようにしてください(参考―The Star (英語):”Army to assist cops in enforcing MCO from Sunday (March 22)“)

国防大臣は3月26日、活動制限令 (MCO) の延長に伴って現在よりさらに厳しい規制が施行されることになると発言。内容については国家安全保障会議 (NSC) が28日 (土) に発表するとのこと。恐らく日常生活にさらなる影響を与える規制となることが予想されます。在住邦人の方は十分ご注意下さい。(参考―The Star:”Ismail Sabri: Prepare for stricter regulations under second phase of MCO“)

今回の活動制限令 (MCO) は、他の幾つかの国で実施されているような都市封鎖や外出禁止令とはやや内容が異なります。当初の発表内容を見ると、日常生活に不可欠なもの以外の活動を制限するものとなっていますが、国内での移動に関して厳しく取り締まるような制限は明記されていません(注)

その一方で、国家安全保障会議が発表した「FAQ (よくある質問)」では、「休暇の旅行に行ってよいか」という質問に対して、「観光地への旅行は、日常生活に不可欠なサービスに関連するものでない限り基本的に禁止されている」との文言が。「空港へ友人を迎えに行くのはいいのか」という質問にも、「短時間であればいい」という回答。「FAQ」の回答を見る限り、本則には明記されていなかった移動の制限が前提となっているような書き方ですし、逆に飲食店に関しては持ち帰り・宅配用なら基本的に営業可ということになり、想定よりも緩和された感があります。(参考―The Star (英語):”Frequently asked questions (FAQs) on movement control order“)

(注:記事中にもありますが、本則では規制されていないものの後から禁止となる点が増えてきています。営業継続が許可されているサービスに従事している人たちを除いて、実質的には外出禁止令に近い形になりつつあるのが現状です)

(2020年3月22日:追記) マレーシア政府は21日、食料品といった日常生活に不可欠なものの購入等で外出する際は「家族を代表する1名のみ外出が許可される」と発表。もし2人以上で外出していた場合は、警察に事情を説明する必要があるとのこと (恐らく警察に停められた時や、検問におけるチェックの事を指しているようです)。許可される特別な事情の例として家族の死去が挙げられていることから、単に「荷物を持ってもらうため」といった程度の理由では許可されない可能性が高いと思われます

在留邦人の方でよく夫婦で行動されている方を見かけますが、この点最新の規制に従うようご注意ください。(参考―The Star (英語):”Only one person allowed out“)

(2020年3月25日更新) 警察当局は「マレーシア国内で州を越える移動については最寄の警察署長に申請を提出し、許可を受ける必要がある」としていましたが、17日夜には許可を求める人が警察署に殺到したため3月18日に本件を再度検討して結論を出すまでこの制限を一時的に無効にすると発表しました。(参考ーThe Star (英語):”Police rescind ban on inter-state travelling“)

その後、数日が過ぎても本件の続報がありませんでしたが、24日になって国防大臣が、高速道路に設けられた検問において帰省した人が都市部に戻ってくるための通行は許可されないとし、州をまたぐ移動を事実上禁止していると理解できる発言をしました。(参考―The Star:”Ismail Sabri: 95% compliance rate on the sixth day of MCO“)

日本メディアの報道では「マレーシアが全土封鎖」といった表現が使われていますが、移動や外出が禁止されているイタリアなどとは状況が違うとするマレーシア政府は、今回あえて「ロックダウン (Lockdown: 封鎖の意)」という言葉を避けています。(注:出入国に関していえば、外国人の入国原則禁止など国境封鎖と呼べるレベルの措置となっています。)

この辺りは、一般市民からの反発の強い「封鎖」というイメージを和らげようとしたと見られますが、マレーシアの傾向からすると比較的マシなところからスタートしつつ徐々に厳しい適用を一つ、また一つと追加していく可能性もあります。実際に制限令の適用前日だけを見ても、飲食店の営業許可範囲、州をまたぐ移動の制限、ホテル宿泊に関する詳細など、対応が二転三転しており発表される情報がバラバラになっていることは否定できません。今後、営業を許可されている業種にも徐々に営業時間の短縮などを適用し、最終的には夜間外出禁止令と似たような状況に持っていく可能性もあると思います。

今のところマレーシアでは必要ないように感じますが、ヨーロッパやアメリカを見ても分かるように封鎖を徹底すべき状況になれば当然ながら軍の出動もあり得るでしょう。(注:3月22日以降、軍と警察が共同で検問等を行っています) 在住また滞在中の日本人の方々は、落ち着いて行動すると同時にある程度先を読みながら備えをしておくことが重要です。

Q. 食料品を買いだめした方がいいのか?

(2020年3月23日:追記) 食料品等の買い出しに行く際、政府当局によると「症状がなければマスクをしなくてもよい」としていますが、実際にはマスクをしていないと中に入れてくれない店舗もあるようです。外出の際はご注意ください。

ここ数日各地でパニック買いが見られていましたが、発表されたように食料品店やスーパーを含む生活必需品の供給は制限を受けないため、必要以上に買いだめする必要はないとのこと。

そうはいっても、活動制限令の実施前日は朝から食料品を扱う店舗や市場はどこも大量の客。近くのスーパーでもカートに一杯の食料やトイレットペーパーを積み込んで、開店後わずか15分の時点で10以上ある各レジに20人以上が並ぶ長蛇の列でした。

政府が「心配要らない」と何度繰り返しても一向に減らないパニック買いの背景には、2年前に国民から拒否された野党が、いつの間にか与党の一部と手を組んで政権に復帰した先日の政権交代、また能力が未知数の新しい内閣といった現状を国民の多くが冷めた目で見ており、このような緊急事態に対応する現政府への信頼が非常に低いことも関係していると見られます。

Q. “生活必需品” を扱う店舗とは?

(2020年3月30日:追記) 政府当局は3月30日、飲食店宅配サービスガソリンスタンドおよびスーパーの営業時間を午前8時から午後8時までに制限すると発表。この規制は4月1日から施行されます。(参考―The Star:”Ismail Sabri: Eateries, supermarkets to only operate from 8am to 8pm from April 1“)

(2020年3月22日:追記) セランゴール州政府は、州内の24時間営業のコンビニや飲食店夜中0時から早朝6時まで営業停止とすることを発表3月22日以降適用されるとのことです。(参考―The Star:”Selangor convenience stores, eateries ordered to close at midnight“)

その他の州政府でも独自の営業時間規制をする動きが見られていますので、在住邦人の方は常に地元地域の最新情報を入手するようご注意ください。

当初具体的なリストは発表されませんでしたが、基本的には食事や洗濯、掃除などに関わる生活に最低限必要なモノ・サービスを提供している店舗ということでしょう。(注:徐々に後出しで「これはOK、これはダメ」というリストが出てきています。しかし、コロコロ内容が変わっているので当記事の内容に直接関係するものだけ随時更新していきたいと思います。)

ワインショップなどアルコール類を専門に扱う店舗、また手作りパンのベーカリーなどは必需品ではないとみなし閉鎖されるとのこと。

一方で、飲食店 (レストラン、コーヒーショップ、屋台等) については、客が飲食をすることはできないものの持ち帰り/宅配用に限って営業を続けられることが確認されました。Grab Food や Food Panda などの宅配サービスも使えるということです。なお、当初許可されていたフードトラックは、人が集まりすぎるということで3月20日以降は営業禁止となりました。(参考―The Star (英語):”Ministry: Eateries can stay open for deliveries and takeaways only” / “MCO: Food trucks told to cease operation“)

国家安全保障会議 (NSC) は、自動車修理業については 生活に不可欠なサービス” ではないものの最低限の営業を続けてよい業種としてリストに含めました。(参考―The Star (英語):”NSC: Police and Rela to crack the whip, plus more on essential services“)

報道によると無人のコインランドリーが閉鎖されるようなので、当然クリーニング店も同じく閉鎖と考えてよいでしょう。(参考―The Star (英語):”No dine-in, no self-service laundrette, but e-commerce allowed“)

Q. 公共交通機関はストップするのか?

基本インフラとなるサービスは制限されないため、MRT、LRT、バスなどの公共交通機関は通常通り運行しています

(2020年3月24日:追記/3月25日更新) MRTLRTKLモノレールなど公共機関のダイヤが大幅な変更となっています

3月25日 (水) 以降、活動制限令 (MCO) の期間中は午前中6時~10時、夕方5時~夜10時の通勤時間帯のみ運行となります。また。MRTやLRTについては、月~金のラッシュアワー (午前7時~9時、午後5時~7時) に限っては10分間隔ですが、それ以外は30分間隔と通常よりかなり間引いた運行となるようですのでご注意ください。(参考―The Star:”LRT, MRT, monorail to start 6am-10am, 5pm-10pm from Wednesday (March 25)“)

Q. 散歩してもOK?

自宅やコンドミニアムの敷地内であれば規制されていませんが、散歩で外に出ることは禁止されています。人が集まる公園なども閉鎖されています。制限令3日目からは、制限令を守るよう呼びかけつつ違反した際の罰則についても各言語でアナウンスする警察車両が住宅地でも走っており、当初はかなり緩かった地元の緊張感も高まってきています。(参考―The Star (英語):”DBKL closes parks, people walk and jog in them anyway” / “Many still defying movement control order, say cops“)

(2020年3月19日:追記) 警察当局は3月19日、活動制限令 (MCO) 中はジョギング、ハイキング、サイクリング、その他健康のためのどんな屋外での活動もしてはいけない」と明言しました。本則には明記されていない点ですが、警察がこう言った以上今後はこの基準が適用されることになりますのでご注意ください。(参考ーThe Star (英語):”Police: Exercise at home, refrain from recreational activities during MCO period“)

(2020年3月27日:追記) 駐在員など外国人が多く住むKLの郊外モントキアラ地区で、3月27日朝に屋外でジョギングをしていた外国人 (日本人4人を含む) が警察に逮捕されましたRM1,000の罰金または6ヶ月以下の刑期、あるいは両方が科せられるとのことですが、さらに重い公務執行妨害の罪 (RM10,000以下の罰金または2年以下の刑期、あるいは両方) に当たるどうか捜査中と報道されています。(参考―The Star:”MCO: 11 men including nine foreigners jogging around Mont Kiara arrested“)

軍も動員された上に制限令の2週間延長もあり、ここ数日で相当緊張感が高まってきています。こういう時には違反者は見せしめの意味もあり厳しく罰せられます気軽にジョギングや散歩をしていると冗談では済まなくなりますので、在住邦人の方は十分ご注意下さい。

(2020年3月22日更新) マレーシア当局は、制限令に違反した場合はRM1,000以下の罰金、または6ヶ月以下の有期刑、あるいはその両方が科されると発表。これにより、制限令施行後も公然と普段通りの営業をしていた飲食店や、その前でたむろしていた人の数は減るものと見られます。(参考―The Star (英語):”Movement Control: Offenders face RM1k fine, six months’ jail or both“)

Q. ガソリンスタンドは閉まるのか?

石油やガスなどの基本インフラとなるサービスは制限されないため、ガソリンスタンドは閉まりません

(2020年3月30日:追記) 4月1日より、ガソリンスタンドの営業時間は午前8時から午後8時までに制限されます。(参考―The Star:”Ismail Sabri: Eateries, supermarkets to only operate from 8am to 8pm from April 1“)

Q. お金が引き出せなくなる?

金融や銀行などの基本インフラとなるサービスは制限されないため、銀行業務やATMのオペレーションに変わりはありません

(2020年3月25日:追記) 銀行によっては全体の3割ほどの支店を閉鎖するところも出てきているようです。ATMは基本的に利用できると見られますが、窓口での手続きが必要な方はご注意下さい(参考―The Star:”Banks closing branches temporarily on MCO“)

Q. 病院のお見舞いに行ってもOK?

危篤状態など急を要する状況でない限り、お見舞いは原則禁止されています

Q. ホテルは閉まるのか?

当初の発表内容ではこの点が触れられておらず、当然ホテル業界側からは「客を追い出して閉鎖するなんて不可能」「人が集まるような一部施設を閉鎖しても、ホテル業務は続けられる」「ホテルのレストランは、感染予防措置を取りつつせめて宿泊客のためにサービスを継続できないと厳しい」など大量の意見が寄せられていました。確かにある程度の客室数を持つホテルでは、今後2週間飲食を提供しないとなるとすでに準備されている食品在庫のロスも相当な量に上るでしょう。

(2020年3月22日更新) マレーシア政府は18日、”日常生活に不可欠なサービス“の定義を拡大し、ホテルや宿泊施設も含まれるという見解を発表しました。前日夜には「ホテルは不可欠なサービスじゃない」との見解を出したばかりで、もう二転三転どころかグダグダですね…。何はともあれ、これにより制限令の影響はあるもののホテルの営業は基本的に継続されています(参考―The Star (英語):”Covid-19: Hotels and e-commerce now included in expanded list of essential services“)

※ 保健省大臣名で3月18日付公布の政府官報(マレー語) 「FEDERAL GOVERNMENT GAZETTE)」でも、5〜6ページにある「PERKHIDMATAN PERLU (生活に必要なサービス)」の21番目としてホテルが追加されていることを確認できました。

それにしても、これだけゴタゴタしていてそれぞれの業界は結局どうすればいいのかはっきり理解できているんでしょうかね。誰も最新の法令が何か分かっていないというのは、マレーシアではよくあることと言ってしまえばそれまでなんですが。

Q. 外国人はマレーシアから出国できなくなる?

マレーシア人の出国は禁止されていますが、今のところ外国人の出国に関しては制限されていないものと見られます。

(2020年3月25日:追記/3月30日更新) 出入国が厳しく制限されている影響でマレーシアを発着する各航空会社のフライトは現在非常に少なくなっています。制限令が2週間延長されたことも考えると、現時点で残っているフライトも今後減便やキャンセルになる可能性は高く、近いうちに外国人の出国が事実上困難になることが予想されます。出国を考えている在留外国人の方 (とりわけ観光ビザで滞在中の方) は、ビザの滞在期間が残っていたとしてもまだフライトがあるうちに行動されることを強くおすすめします

※ 日本発着のフライトは、出発国が日本の入国禁止リストに載せられることで大きな影響を受けます。マレーシアはすでに全ての外国人の入国を禁止しており、今後日本側がマレーシアからの外国人 (ビザ保有者を含む) 入国を禁止する措置を取った場合は、日本―マレーシア間の路線の利用者は限界まで少なくなり、フライトの継続が非常に難しくなることが考えられます。

Q. ビザを持っている外国人は入国できるのか?

国家安全保障会議が3月17日に発表した「FAQ (よくある質問)」によると、長期滞在ビザを保有している外国人の場合でも、日常生活に不可欠なサービスに従事しているのでない限り入国禁止です。(注:日本大使館からの情報にもありましたが、MM2Hビザでは入国できないことになります。)

マレーシア人の配偶者がいる外国人は結婚関係を証明する書類があれば入国できるとのこと (その際も、14日間の自主隔離=自宅待機が必要)。(参考―The Star (英語):”Frequently asked questions (FAQs) on movement control order“)

Q. シンガポールとマレーシア間の出入国はどうなる?

数日前にシンガポール政府が強化した出入国制限を実施した際は、マレーシアとの国境に関しては「影響が大きすぎる」として制限の対象から外していました。今回のマレーシア政府の決定も恐らくその方向で行くのではないかと思われましたが、実際にはより厳しいものとなりました。

マレーシア入管当局は、シンガポール国境およびタイ国境においてマレーシア人の出国禁止が適用されることを確認しました。(参考―The Star (英語):”Those working in Singapore, Thailand will have to stay home during movement control order, says Immigration DG“)

(2020年3月21日:追記) マレーシア政府は20日、外国の長期滞在ビザを持っているマレーシア人に関しては、活動制限令 (MCO) が終わるまで帰国しないことを条件に出国を認めるとしました。これにより、シンガポールで働くマレーシア人は仕事に復帰する道が開けたことになります。シンガポール側もマレーシア人の労働力に依存していることから、一時的な宿泊施設の提供や帰国前の検査など必要な措置を取るとのこと。(参考―The Star (英語):”Malaysians to resume work in Singapore“)

Q. 運転免許の更新はどうなる?

運輸大臣は3月24日、制限令の期間中に運転免許の有効期限が切れてしまう場合、特例として自動車保険が有効な車であれば期限切れの免許で運転してもよいと発表しました。その場合、有効な保険証券の写し (コピーまたはデジタル証券) を携帯することが勧められています。ちなみに、制限令が解除されてから30日以内に免許を更新する必要があるとのこと(参考―The Star:”MCO: Insurance coverage needed for those with expired driving licence, says Dr Wee“)

Q. 制限はいつまで続くのか?

現時点では、3月18日 (水) から同31日 (火) まで(注)実施すると発表されています。しかし、日本でもそうですがウイルスの感染状況が今後どうなるかをはっきり見通すのは難しく、状況次第では制限が延長されたり、期間中により厳しい措置が取られたりする可能性もあると考えておいた方がよいでしょう。特に4月初めにマレーシアへの出入国を予定されている方は、状況が変わる可能性も念頭に今後の当局の発表に十分ご注意ください。(注:3月25日時点で、期間が4月14日 (火) まで2週間延長されました。

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まとめ

マレーシア国内のここ数日の感染状況を見る限り、まだ首都圏を中心としているものの全国各地に感染が広がりつつあるのは確かです。3月上旬でも週末の飲食店は子連れでにぎわっていましたし、夜中までバーやパブで楽しそうに騒いでいる (当然マスクもなし) 人たちも少なくない状況で、今回の活動制限令が出される直前には政財界から「マレーシア人はあまりにも普通の生活を送りすぎており、このままでは感染被害が相当拡大する」と懸念する声が数多く上がっていました。

制限令が施行される前日夜には、ワインやビールを飲みながらまるで送別会のような雰囲気のグループも見かけました。「明日からしばらく会えないけど、みんな元気でな」なんてことを言いながら、テーブルを囲んで大声で笑ったり肩を組んだりハグしたり。そういうことしてるから感染拡大のリスクが高くなるわけなんですが、たぶん普段なら飲まないであろう量のアルコールを飲んで酔っ払い、妙にハイテンションで笑い合っている姿を見ると、マレーシア人がみんな口にはしないけれども持っている漠然とした不安が強く滲み出ているように感じました。

活動制限令の実施により、今後2週間でどれぐらい感染拡大を抑制できるかがマレーシアにおける新型コロナ対策の分岐点となるのは間違いなさそうです。状況は毎日変わっていきますので、在住邦人の方は地元のニュースを定期的にチェックするなど動向に十分ご留意ください。どうも今回の活動制限令 (MCO) は、大まかなものを最初に出しておいて後から細部の適用を追加していく流れのようです。こうしたパターンの法令というのは、解釈や適用の仕方が後付けで変わっていくことも多く、在住外国人にとっては要注意といえます。正確な情報を入手しつつ落ち着いて行動し、真偽を確認できない情報を転送したりされないようご注意下さい特に知り合いからWhatsApp等で回ってくるメッセージは、誰が最初に発信したのか情報源が確認できないので注意!!(※ マレーシア政府は、フェイクニュースの拡散には転送した人も含めて厳しい処罰で対応することがあります。)

(編集後記):本記事では出来るだけ正確な情報をお伝えするよう努力していますが、今般の状況を考えると急に制限や法令の内容が変わることもあり得ます。重要な決定に際しては、必ず公的機関による最新情報をご確認ください。

(2020年3月18日)レイアウト修正
(2020年3月25日)誤字修正、テキスト追加・修正

[参考資料]
(2020年3月16日), “Malaysia announces movement control order after spike in Covid-19 cases (updated)”, The Star: URL: https://www.thestar.com.my/news/nation/2020/03/16/malaysia-announces-restricted-movement-measure-after-spike-in-covid-19-cases


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執筆者:


  1. 齋藤晶子 より:

    大変参考になりました。ありがとうございます。

    • Gaku より:

      齋藤 さま、
      コメントありがとうございました。日本人で影響を受けている方も少なくないようですね。
      当ブログでもできる範囲で情報を発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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東南アジアに住む筆者が、コーヒーコラムやテイスティングノート、また競技会や展示会等のイベントなど、コーヒー文化と地元の情報を現地から発信していきます。


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40代の通訳者です。
マレーシアのクアラルンプール在住。

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