当ブログではこれまで現地の情報について「【新型コロナ (COVID-19)】マレーシアの感染状況は?」などの記事を随時更新してお伝えしていますが、年末年始で急増した感染の対策としてMCO 2.0 が施行されるのと同時に、条件付き活動制限令 (Conditional MCO) も規制内容を変更して新たに施行されることになりました。CMCO (マレー語:PKPB)について扱った以前の記事をベースに、現時点で分かっている情報を含めてまとめ直しました。
条件付き活動制限令 (CMCO) の概要
CMCO適用状況 (2021年5月15日更新)
該当なし
※ SOPの詳細は随時更新される上に地域により内容が異なることがありますので、常にお住まいの地域の最新情報をご確認ください。(以下の情報は2021年4月13日現在)
社会・経済活動
・店内での飲食人数を制限 (安全な距離を取って座れる人数まで。ビュッフェ等は定員の50%まで)
・社交的な集まりを制限 (結婚式、披露宴、会議、セミナー、その他ミーティング等)
宗教活動
・モスク、スラウ、その他礼拝施設の人数制限 (SOPに準ずる)
・人が集まる宗教的行事を禁止
移動
・州をまたぐ移動を禁止
教育機関
・SOP順守を条件として学年別に順次許可
※ これまでの経過を見ると、教育機関の閉鎖・再開についてはMCOやCMCOとは独立して判断されるケースが多くなっています。
再延長の可能性は十分あり
2021年1月13日から施行されるCMCOは、MCO 2.0 ほどではないもののRMCOには戻せない地域が対象になっています。これまでのCMCOとは異なり、再び州をまたぐ移動が禁止されることが最大の違いと言えますが、これにより感染が州を越えて拡散することはある程度防げるでしょう。
とりあえずは2週間ということで施行される今回のCMCOですが、1月から2月にかけてタイプ―サムや中国新年といった人の移動が予想される行事が続く時期だけに、恐らく最低でも1回は延長して2月半ばまでは続けるのではないかと思います。
在住邦人の皆さんも、周りのみんながやっている(やっていない)からとそれに合わせるのではなく、自分自身でリスクをしっかり判断して行動するようご注意ください。
スポンサーリンク
(編集後記):本記事では出来るだけ正確な情報をお伝えするよう努力していますが、制限や法令の内容は日々変化しています。重要な決定に際しては、必ず公的機関による最新情報をご確認ください。
(2020年10月9日:タイトル修正、記事加筆修正)
(2020年10月13日:誤字修正)
(2020年11月4日:レイアウト修正)
(2021年1月11日:記事加筆修正)
(2021年1月21日:テキスト修正)
[参考資料]
(2021年1月11日) MCO, CMCO, RMCO: Dos and don’ts. The New Straits Times, URL: https://www.nst.com.my/news/nation/2021/01/656469/mco-cmco-rmco-dos-and-donts (参照日:2021年1月11日)